2009年6月10日水曜日

年8回の聖なる日:立春、春分、立夏、夏至、立秋、秋分、立冬、冬至


私たちの古い時代の先祖たちは、自然の季節のサイクルを祝ってきました。
季節の変化はスピリチュアルなイニシエーションの入り口です。先人たちはそのことを知っていました。その生活は季節の変化と深く結びついてきました。土地を耕し、種を蒔き、季節によって様々なものを収穫してきました。これは生き延びるために必要なことでした。

女神は生きている地球として、またほかの様々なものとしてあがめられました。キリスト教は古代の女神たちの様々なかたちを、聖母マリアのさまざまな側面に反映させながら取り入れていきました。このようにして、女神は父権性の圧力の中を生き延びることができたのです。

しかし今、時代は変わりました。時間をさかのぼることはできません。私たちは現代に生きています。この時代、どのようにして女神を讃えたらよいでしょうか?私たちが、女性として、母として、祖母として、仕事を持つものとして、直面する問題を取り扱うために、女神には新しい顔と、率直に意見を述べる声が必要です。

穀物と食べ物の女神、デメーテルは私たちに今日何を語りかけるでしょうか?土を耕し、種を植えろとは言わないでしょうけれども、庭で植物を育て、家族にオーガニックな食事をさせましょうと言うかもしれません。愛の女神、アフロディーテは、エイズの恐れのあるこの時代に行きずりの人と見境のないセックスをしたり、一度に複数の男女関係を持てとは言わないでしょう。アフロディーテは男女関係においてもっと賢くなっていることでしょう。

女神が私たちに新しいメッセージを持っているとしたら、自分自身の内に女神の声を見つけ、話してもらうのは私たちの仕事です。私たちの生活は国際的になり、異文化に触れることも多くなっており、他の文化の女神を讃えることも重要です。そうすることによって、たくさんの女神たちの中から選び、学ぶことができるのです。

この女神を讃える儀式は、あなたの内なる女神の声を呼びさますためのものです。 毎回、人数の大小にかかわらず、仲間たちと祝ってください。ダンスをしたり、ヨガをしたり、聖なる儀式を行ったり、歌ったり、詩や音楽でインスピレーションを受けるのもよいでしょう。女性たちの安全な集まりの中で、あなたなりの女神の表現が見つかるでしょう。

これから、立春、春分といった、年8回の季節ごとのイニシエーションの儀式を紹介していきます。必要に応じて儀式の内容を変えてくださってかまいません。女神への道は、生き物が成長していく過程のようなものであり、参加される方々の必要を軸に展開していきます。ですから、ダンスを中心とした仲間だったら、踊ってください。ヨガを中心とした仲間だったら、ヨガをしてください。季節毎のイニシエーションの儀式をすることによって、仲間たちとの活動の焦点を合わせることもできます。

原文
http://goddessgaia.blogspot.com/2008/02/sacred-holidays.html


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